ボリュームラッシュで高密度エクステへ
2011年ごろからヨーロッパ、アメリカを中心に大人気のボリュームラッシュ。日本でも2014年あたりから少しずつ紹介され、トレンドに敏感なサロンでは既にメニュー化をしています。今年さらに人気が加速している話題の新技術をご紹介します。
シングルラッシュでは、0.10〜0.25mm程度の太さ、ボリュームラッシュでは、太さが極細くなった0.05・0.06・0.07mmのエクステンションを使い装着させます。
自分のまつげの本数
=装着できるエクステの本数
1本のまつげに1本ずつ装着させるので、自分のまつげの本数=装着できるエクステの本数となり、装着できる本数には限界があります。
なので、「この隙間を埋めたい」「もう少しボリュームが欲しい」方にはエクステの太さを太いものにしてカバーしたり、毎日美容液を塗って、まつげを健康に抜けにくくさせたり・・・という方法しかありませんでした。
自分のまつげの本数×2倍、3倍・・・・
0.05mm〜0.07mmの極細毛を熟練した技術者がまつげの状態を見極めながら、専門のテクニックを使って1本のまつげに、fan(ファン)と言われる扇状に広げたエクステを2D(本)、3D(本)、4D(本)、5D(本)・・・・と装着させます。
なので、今までは自分のまつげの本数=装着できるエクステの本数だったのが、自分のまつげの本数×2倍、3倍・・・・と、自身のまつげ以上の本数が装着が可能となり、隙間が埋まり、ボリューム感のあるデザインが可能になります。
シングル50本分=ボリュームラッシュ×200本分
本数が○倍になったからと言って、負担もそれに比例することはありません。例えば、1本あたりのおもさを計算すると、太さ0.06mmのエクステは0.12mmのエクステの約1/4となります。ですので、従来のシングルエクステより負担が少なくボリュームがアップが可能となります。
まつげエクステの歴史は意外に古く、6-7本合わさったボリュームのある束タイプを含めると20年近くも前から日本に導入しており、徐々に形を変え、現在のボリュームエクステまでに発展しています。
束エクステ
- 発祥
- 1990年代韓国
- エクステの形状
- 0.15mmのエクステが6-7本程度合わさった状態で、すでに接着剤で根元を留めてある
- 技術
- シングルラッシュの上に重ねるか、シングル同様に装着
- メリット・デメリット
- 完成された状態なので、導入が簡単だが、太い毛を使用しているので負担が大きい、根元の接着剤によって不自然さが残る
シングルラッシュ
- 発祥
- 2000年代韓国
- エクステの形状
- 0.10〜0.25mmの太さのエクステを1本ずつ掴み1本のまつげに装着させる
- 技術
- 掻き分けをし1本のまつげに1本のエクステを装着
- メリット・デメリット
- 一般的な技法。自まつげが延長されたような自然なデザインから、太さや長さを調整してボリューム感まで可。
ボリュームエクステ
- 発祥
- 2010年前後ロシア
- エクステの形状
- 0.03mm-0.07mmのエクステを技術者のテクニックによって扇状に広げ装着させる
- 技術
- 扇状に広げるため、専門の高度な技術が必要
- メリット・デメリット
- 極細なので負担が少なく、顧客のまつげとデザインに合わせ本数などが調整可能。習得までに時間がかかる
現在、日本でのボリュームラッシュについての呼び名は、メーカーや商品によって3Dラッシュ、4Dラッシュ、ロシアンボリュームラッシュ、エアリーボリュームラッシュ、3Dレイヤーなど、様々な名前で呼ばれています。
装着本数 | 呼称の一例 |
---|---|
4D | ハリウッドボリューム |
5D | エリートボリューム |
6D | ロシアンボリューム |
6-9D | ロシアンスーパーボリューム |
9-16D | ロシアンスーパーメガボリューム |
fanの本数にDをつけ、2本なら2D(ツーディー)ラッシュ、3本なら3D(スリーディー)ラッシュ等区別していきます。欧米では4D以上になると、ハリウッドボリューム、ロシアンボリュームなどデザインを重視した名前がさらに加わります。
最大で16Dまであると言われ、本数が多くなればなるほど、エクステの太さもさらに細い0.03mmに変えたり、高度なテクニックが必要とされます。現在日本では6Dあたりまでが装着されているようです。
2008年ごろ、ロシア系のメイクアップアーティストがランウェイでまつげが映えるようにバックステージで即興で数本のエクステをつけたのが始まりと言われています。
そこから、ロシア人の優れたセンスが相成ってロシア系テクニシャンを中心に世界へと広まりまったため、現在活躍している有名なトレーナーは多くがロシア系です。
ビューティープロダクツではロシアのトップ達の優れた技術をいち早く取り入れるため、トップの技術者であるYuliya Sydyakina(ユリア シディアキナ)氏をお迎えしてのセミナーを開催いたしました。
シートタイプのエクステから、まつげの状態を見極めながら、必要な本数をつかみ少し手前に倒します。
極わずかな操作でエクステを扇状に広げます。エクステとエクステの隙間が一定であったり、常に同じ形状のfan(ファン)を作ることが求められるので、熟練した高度なテクニックが必要となります。
出来たfanを装着させます。非常に細くて軽いエクステなので、極薄いグルー(接着剤)で十分に装着できますので、グルーに違和感を感じることはありません。
- ボリューム感が欲しいけれど、まつげが少ない
- 隙間がなくエクステで埋めて欲しい
- 重苦しいのはちょっと・・・・
まつげ全体のボリュームをアップさせるのももちろん可能ですが、一部分に隙間が空いてしまったまつげの方にもおすすめです。
従来エクステ×ボリュームで
日本人向け
また、必ずしも何00本〜以上の装着でなくてももちろん構いません。
半分の量は従来の1to1で装着し、その半分はボリュームエクステで装着してミックスさせ、適度な日本人に合わせたボリュームに調整しても十分です。
サロンへの導入は、商材の特徴を知り、技術を習得する必要があります。習得に時間がかかる分、メニューに取り入れることができれば、他サロンとの差別化のひとつになるのではないでしょうか。
ビューティープロダクツでは、ボリュームラッシュセミナーによる技術の習得、また、より使いやすい商材の選択のサポートしています。
きちんとした理論と実技をトレーナーから学ぶことをおすすめいたします。全く新しい技術となるので、一度講習を受けたから終わりではなく、技術の習得度合いが上がるにつれ、様々なトレーニングから、技法、考え方を吸収していくのも、ボリュームラッシュ上達の秘訣ともいえます。
ビューティープロダクツでは、知識や技術向上をサポートさせていただくためにセミナーを開催しています。
2016年3月にはロシアのボリュームラッシュトップ技術者ユリア・シディキナ氏を招き、セミナーを開催しました。
また、現在も商材理論と技術を同時に習得するための基礎セミナーを定期的に開催しております。詳しくはセミナーサイトをご確認ください。
この三段階でメニューを構成してみはいかがでしょうか。
全体をボリュームエクステで仕上げお客様に提案出来るまで、最低でも6ヶ月以上は見ておいて方が無難ですが、それまで自主練だけ・・・・となると圧倒的にトレーニング量は足りません。せっかく素晴らしい技術ですので、抜けてしまった箇所を補正するなど少しずつ導入してみてください。
ビューティープロダクツセカンドブランド、
ボリュームラッシュ専門メーカーLashvoug(ラッシュヴォーグ)2017年より発売開始
忙しい毎日のなかでも流行には敏感でいたい。
まつげエクステ技術者の想いを受け『Lashvoug(ラッシュヴォーグ)』は誕生しました。
ブランドコンセプトは「優れた技術は、優れた道具から」。
世界の工場から厳選したプロダクツを提供。
特にラッシュは粘着テープなどの仕様・価格・デザインにこだわりました。
↓詳しくはこちら(別サイトに飛びます)↓
使用する商材の種類は既存と同じですが、特にボリュームラッシュ用で選ぶべきポイントがあるのが、
1.エクステ 2.ツイーザー 3.グルー
となります。
fanを台紙の上で作るので、粘着シートが強すぎず弱すぎず、自分の技法にあったものを選ぶことをおすすめします。
また、エクステの色味や縮れなどの品質もチェックして、多くの本数が重なりあっても美しい仕上がりになるようしましょう。
¥2,530(税込)
太さ:0.05/0.07mm
長さ:5〜13mm(MIX or 単一)
16列。DLUX(社製。柔らかなシート粘着、黒々しい毛質の色味などボリュームに適したエクステ。
1本ずつ広げる場合
先端が細いタイプがおすすめ
一度につかむ場合
掴み幅が広いタイプがおすすめ
せっかく開いたfanを閉じさせないためには、
1.速乾性であること。
また、接着面は点付けになるので
2.エチルであること
がポイントとなります。
複雑に入り組んだエクステのすき間を綺麗に洗い流すのにおすすめなのがアイシャンプーをアイミングで洗浄することです。自宅のアフターケアにも、サロン来店時にも是非取り入れてみましょう。
カラー 太さ0.07mm
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ビューティープロダクツでは、ボリュームラッシュ関連商材を自社オリジナルの日本製商材から海外で高評価のエクステンション、専用グルー、専用ツイーザーまで、幅広く取り揃えています。
また、ボリュームラッシュを導入するにあたって障壁となりやすい、技術面、知識面においても、海外トップトレーナーを招いたセミナーなどを実施し、世界最新トレンドを現場の技術者に伝えられるよう取り組んでおります。
今後も、さらにボリュームエクステが広く一般の人々に愛されるサービスとなるよう商材の充実、技術講習の開催など積極的に取り組んでいく予定です。
商材、技術など、ご質問・ご要望等ございましたら、いつでも気軽にご連絡ください。